紋別港

 紋別港は、宗谷岬から知床岬まで弓状に連なるオホーツク海沿岸のほぼ中央部に位置し、漁業基地として古くから利用されておりました。

 近年は、紋別市および遠軽町を中心とする遠紋地区や上川北部の物流拠点港として、また、沖合・沿岸漁業の基地として重要な役割を果たしています。
 紋別港の整備は大正12年に着手し、昭和50年の重要港湾への指定を契機に商港としての整備が進められてきました。

 平成14年には新港町地区多目的国際ターミナルの拠点施設となる岸壁(-12メートル)が供用され、大型国際貨物船への対応が可能となり、石炭の輸入港として物流効率化に貢献していいます。
 オホーツク海特有の流氷を活かし、親水防波堤(クリオネプロムナード)を拠点とした氷海展望塔(オホーツクタワー)や人工海浜レクレーション緑地(ホワイトビーチ)などを整備し、流氷観光拠点や市民の憩い場としても利用され、平成26年にみなとオアシスへ登録、平成30年8月にはSea級グルメ全国大会が開催されるなど、みなとを通じた地域の活性化に取り組んでいます。
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 更に、第3埠頭において5万キロワットの発電能力を有する木質バイオマス発電所が平成28年12月1日より本格稼働を開始し、港湾物流や交流空間などの港の機能に加え、エネルギー供給基地として利用されるなど、港湾の利用が促進されています。

 現在は、港町地区小型船だまりにおいて、平成29年5月に北海道の6港湾管理者が連携して策定した農水産物輸出促進計画が全国で初めて認定され、連携水揚げ港湾として、地元水産物であるホタテの輸出拡大に向けた屋根施設整備等を進めているところです。
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■弁天岸壁

■第一船溜

■第二船溜

■第一埠頭

■中央船溜

■第二埠頭

■第三船溜

■第三埠頭

■港南岸壁

■第四船溜

■第五船溜

■第4防波堤

■北防波堤

大正12年 紋別港修築工事着工
昭和23年 港則法制定に基づく港域指定
昭和28年 紋別市が管理者になる 港湾区域設定
昭和36年 検疫法施行規則の指定
昭和50年 重要港湾の指定(4月22日)
昭和51年 植物防疫法施行規則に基づく輸入木材消毒実施区域指定
昭和52年 植物防疫法施行規則に基づく特定港の指定
昭和53年 出入国管理令に基づく出入国港の指定
昭和55年 関税法に基づく開港の指定
平成03年 第3セクター(株)オホーツク流氷科学研究所が創立
平成04年 多極分散型国土形成促進法に基づく振興拠点、地域基本構想の承認
平成06年 保税蔵置場の指定
平成08年 親水防波堤「クリオネプロムナード」、氷海展望塔「オホーツクタワー」完成
平成09年 流氷砕氷船「ガリンコ号Ⅱ」就航
平成11年 植物防疫法に基づく植物検疫港の指定 
     人工海浜レクレーション緑地「オホーツクもんべつホワイトビーチ」完成
平成13年 港湾区域変更(12月18日)
平成14年 第3ふ頭地区-12メートル岸壁供用開始
平成15年 外国貨物船の入港累計が1万隻を達成
平成16年 紋別都市計画臨港地区の変更
平成26年 北海道みなとオアシス登録(名称:みなとオアシス「もんべつ」)
平成28年 バイオマス発電営業開始(12月1日)
平成29年 農水産物輸出促進計画の認定
平成30年 第11回みなとオアシスSea級グルメ全国大会inもんべつ開催
令和元年 港町地区第2船溜屋根付き岸壁暫定供用開始(10月)
令和3年 流氷観光船「ガリンコ号IMERU(イメル)」就航

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