もんべつ海の学校

オホーツク・海の声を聞こう

 『オホーツク(もんべつ)海の学校(以下、当団体)』は、海洋調査のプロフェッショナル(港湾海洋調査士)が教えるオホーツク管内を拠点とした参加・体験型のフィールド学習を企画・提案・運営しています。

 当団体のフィールドは、オホーツク海・北海道沿岸です。北海道は、太平洋、日本海、オホーツク海とぐるりと海に囲まれていますが、オホーツク海は冬季に流氷に覆われるなど特異的な海域です。また、北半球で最も南に位置する凍る海であり地球の温暖化を敏感に感じる高感度センサーと言える海域です。
 北海道の海を調べて約30年。海洋深層水、各種環境調査、海氷観測・調査研究支援、独自調査および解析業務・企画提案、技術営業などを行ってきました。

授業では最新の知見を取り入れています。

写真-1 海洋教室の様子(2022年実施)

 オホーツク海・北海道沿岸には、「宗谷暖流」が南東流しています。この流れは、九州の南の海域で黒潮から別れ、九州西岸を通り、対馬海峡を抜けて日本海を北上する「対馬暖流」の続流です。

 オホーツク海に東シナ海から約6,000キロの旅をした暖流がたどりついています。黒潮は、太平洋沿岸を流れる日本を代表する海流であり、参加する皆様の地域とオホーツク海は繋がっていると言うことです。

 授業では常に最新の情報をアップデート、独自観測や最新の解析結果を授業に取り入れています。
さあ!
謎に迫る旅に、漕ぎだしませんか?
 様々な体験や学びを通じて、考える力、課題解決能力を養い、地域に貢献できる”人”を育てたいと思っております。

 この事業の収益は、機材の充実と若手研究者の研究支援(最新の知見を授業に反映)、フィールド学習の機会が少ない地方の児童の教育活動に使わせていただきます。

 令和4年(2022年)1月に誕生したばかりですが、構想・準備に9年を要した肝入りの事業です。これまで、オホーツク・ガリンコタワー株式会社在職中に小さな取り組みを企画提案して実施してきました。また、今後、機材も充実させて、幅広いコンテンツに対応、独自観測や論文発表も行う予定です。


 皆様と共に私達も成長し続けていきたいと考えております。
 応援、よろしくお願いします。
運営・企画担当:村井 克詞

オホーツク海の学校プロジェクト2023

この事業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の助成金を利用して実施する事業です。

推進プロジェクト

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観測結果

2023/03/31

 

【 目視観測 】
項 目 内容 項目 内容
観測日 2024/03/31 時刻 7:00
観測場所 紋別公園 海 抜 80m
天 候 雲 量 4
視程 32km(水平線) コード 0
流氷量 0 港内結氷 0
(港外) 0 沿岸水路 あり
(港内) 0 定着氷 なし
備   考
2024年1月16日、シーズン初めて、紋別公園より流氷帯を確認しました。

2024年1月26日、シーズン初めて、接岸を確認しました。

2024年3月26日に、海明けの状態となりました。

2024年3月27日に、シーズン最後の流氷を確認しました。

現状における流氷期間は72日です。


本日を持ちまして今シーズンの流氷観測を終了いたします。


 

【 写真 】
岸壁埠頭名
北北西
北北東
東北東
東南東
弁天岸壁
第1船溜
第2船溜
第1埠頭
中央船溜
第2埠頭
第3船溜
第3埠頭
港南岸壁
第4船溜
第5船溜
カリヨン広場
【 氷量/通報コード 】
0 海氷がない 0 海氷がない
0+ 1割未満が海氷 1 沿岸に定着氷があり、水路を隔ててその沖側に流氷がある
1 1割が海氷 2 沿岸は水路となっていて、その沖が流氷域となっている
2 2割が海氷 3 沿岸は水路となっていて、沖合が流氷域となっている
3 3割が海氷 4 沿岸は流氷域となっていて、その沖合には流氷がない
4 4割が海氷 5 沿岸に流氷域があり、水路を隔ててその沖合も流氷域となっている
5 5割が海氷 6 沿岸の定着氷に流氷が接着している
6 6割が海氷 7 視界内の海面はほとんど流氷域となっている
7 7割が海氷 8 流氷は港まで迫っている
8 8割が海氷 9 流氷は港内にも入り込んでいる
9 9割が海氷 (沿岸海氷観測通報式:JM305)
10- ほぼ海氷
10 全面が海氷

 

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