海洋調査の現場を多く経験し、学んだ技術をベースにしたコンテンツをご用意ししております。組み合わせは自由です。
凍る海を疑似体験
真水は0℃で凍り、最大密度は4℃です。あらかじめ冷蔵庫で冷やして5℃程度にしておいたペットボトルの水に色素を居れて着色し、スポイトで常温の水の容器に静かに注入してみます。同じ水なのに密度が重い水が暖かい密度の軽い水の下へ沈み込むことを可視化する実験です。
オホーツク海が凍る海である理由の一つに「特殊な水塊構造」と言うのがあります。これは、塩分の異なる水塊が2層構造を形成していることによります。水の層の上に薄い油の層を2層構造に見立てて、水塊同士が混ざりにくいことを学びます。
最後は、氷点降下の実験です。
真水は0℃で凍りますが、0℃にする方法を学習します。
小さいジップロックに水を入れます。温度計のセンサーを入れてチャックを閉めてビニールテープで補強します。小さいジップロックを大きいジップロックに入れて周囲に氷を入れます。まず、大きなジプロックを揉んで水温の変化を見ます。
次に塩を大きなジップロックに入れて揉んでみます。水温が0℃を超えて下がっていきます。これが氷点降下です。