持続可能な開発目標SDGsとは
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットにおいて加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載され、『2030年までに持続可能で、よりよい世界を目指す国際目標』のことです。 17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
4.質の高い教育をみんなに
もんべつ海の学校では、地方における教育格差の社会的課題を解決すべく、地域の各団体と連携して、安価なフィールド学習授業を実施します。 地方では、都会と比べて科学館や博物館などの教育施設が少なく、フィールド学習を受ける機会が極めて低いです。 そこで、もんべつ海の学校では、『プロフェッショナルが教えるフィールド学習』をコンセプトに、学校単位で「海の学び」の場を提供します。 学校の意向や学習レベルをお聞きして、学校ごとに授業を提案させていただきます。 地域で20~30名以上集められれば、学校にこだわらずに対応可能です。
8.働きがいも、経済成長も
もんべつ海の学校では、若手技術者および講師の育成を目指します。 当面、軌道に乗るまでは、ワンオペの低重心で運営をしますが、地域において若手の就業の場となれるよう、将来の運営を背負ってくれる技術者および講師の育成をします。 授業の卒業生から、次世代のリーダー・講師が誕生する好循環を創出することを目指したいと考えています。
11.住み続けられるまちづくりを
もんべつ海の学校では、人口減少の地方における社会課題に向き合うため以下の取り組みをしています。 ①交流人口の増加を促す仕掛けづくりを行います。 ②若手技術者の育成および企業に向けたお手伝いを行います。
13.気候変動に具体的な対策を
もんべつ海の学校では、オホーツク海・北海道沿岸の海域環境の最新の知見を用いて、海の環境変化に着目して、子供達に「環境変化の現実」をわかりやすくお伝えします。 社会的課題や地域課題について、子供達に「仮説」を立ててもらい「検証」するといった『課題解決』を意識した座学を実施します。 オホーツク海・北海道沿岸の紋別市では、この65年間で冬季の平均気温が2℃も上昇しております。逆に流氷勢力は減少傾向にあり1956年と比べて約1/5までになっております。 将来の子供達に「流氷が来る海」を引き継ぐためにはどうしたら良いかを参加学生と考えたいと思います。
14.海の豊かさを守ろう
もんべつ海の学校では、「海を知り・海に学ぶ、海洋教室」を基軸にフィールド学習や座学を組み立てています。 オホーツク海の海の恵みのすばらしさを学び、自分が住む地域で何をすべきかに気が付いてもらえるような事業展開を心掛けています。 オホーツク沿岸には、「宗谷暖流」が流れており、個の海流は黒潮起源の暖流なのです。そんな事を含め、繋がっている海を考える授業を実施します。
15.陸の豊かさも守ろう
もんべつ海の学校では、海をベースにしていますが、海の環境を守るためには、陸域の環境を守ることの大切さを知ることから始まると考えています。 昔から「魚付林(うおつきりん)」と言う言葉があります。海の環境を守るために森~川~河口・干潟が元気で居なければなりません。 森と海のつながりなどを学びます。